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AR・VR・MR・SRの違いについて

2016.04.20AR全般

最近流行のVR(バーチャルリアリティ)を筆頭に、多数の言葉が生まれています。タイトルにもある通り、ざっと挙げただけでも、

  • AR(拡張現実)
  • VR(仮想現実)
  • MR(複合現実。Mixed Realityの略)
  • SR(代替現実。Substitutional Realityの略)

があります。今回はこのキーワードについて、相違点を紹介します。

以下の動画はすべてYouTubeからの引用になります。

リアルをベースにデジタル情報を付与するAR

ARについての詳細はARとは何か?を読んでいただきたいのですが、基本的に現実世界をベースとして、そこにあるものや空間を認識してデジタル情報を付与します。実際のデジタル情報(3Dキャラクターなど)を見るには、スマートフォンや専用グラスを通して行うのが一般的です。

現実世界にあるオブジェクトをベースにしているので、リアルとデジタルが混ざったような演出が特徴となっています。

サンプルとして動く教科書を紹介します。スカイツリーの構造を見るのはとても面白いのでぜひご覧ください。

AR技術で「動く教科書」

仮想空間を現実にするVR

VRはARとは異なり、現実世界にあるものは必要としません。グラスなどを被り、そこにさも現実かのようなデジタル空間を描き出します。グラスは頭や手の動きに反応するようになっており、上を向いたり手を動かしたりすることで仮想空間でも現実のような感覚を得られるようになっています。

VRの性能は向上しており、没入感が高まってきています。デジタル空間であると思いつつも、迫ってくる敵キャラクターから身をよじって逃げたり、高いところから落下する感覚が得られたりするようになっています。

以下の動画はFacebookの開発者向けイベントf8で公開されたソーシャルVRというコンセプトの動画です。

Social VR Demo - Selfie Stick and 360 Photo Spheres - F8

デジタルをベースにリアルな空間情報を取り込むMR

MRは複合現実と呼ばれますが、ARとは逆のアプローチになります。主眼はデジタル空間に置かれており、カメラなどを通して受け取った現実世界の情報をデジタル空間上に反映します。

VRの場合、現実世界を投影しないため狭い空間でも使われますが、MRの場合は動き回ることも想定されているため、より広い空間が必要になるようです。

Measurable Preparedness You Can See: Canon MREAL System for Mixed Reality in High Risk Training

現在と過去の垣根を取り払うSR

SRはまだ実験レベルのようですが、下の動画が詳しく紹介しています。

代替現実(Substitutional Reality: SR)システム

ヘッドマウントディスプレイを使って、現在または過去に録画した動画を投影します。両方を同時に投影することもできます。そして頭を動かした場合には過去、現在の両方において視点の変更ができます。
過去の出来事を今、起こっているかのように体感することで新しい心理・認知実験手法に活かしていこうという試みになります。

デジタルテクノロジーの発展によって、リアルとデジタルが融合していこうとしています。それぞれアプローチは異なりますが、技術的には興味深いものばかりです。また、それぞれ専用のデバイスやライブラリも出てきていますので(ARであれば弊社製品のWikitude)、ぜひ使ってみてください!