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マーカーレス型ARにも対応SDK 6販売開始

Wikitude SDK 6 マーカーレス型AR

2017.04.12お知らせ

Wikitude SDK 6[ウィキチュード SDK 6]

グレープシティ株式会社(本社:仙台市泉区紫山3-1-4、代表取締役社長:馬場 直行)は、2017年4月12日にAR(拡張現実)アプリ開発用SDKのWikitude(ウィキチュード)の新バージョン
「Wikitude SDK 6」を発売いたします。SDK 6では、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術により空間そのものをトラッキングするマーカーレス型ARに対応。これにより、画像認識型、ロケーションベース型、マーカーレス型の3タイプのARアプリを自由に開発することができます。

VR/AR市場はGoogle Tango projectやMicrosoft HoloLens、といった次世代型ウェアラブルデバイスの話題性の影響もあり、主にゲームやエンターテインメントで活性化していますが、いざ、スマートフォンやタブレットなどで実践的なARアプリを開発しようとすると手段は限られています。

Wikitude SDK 6 マーカーレス型AR

その点、WikitudeはiOS/Androidアプリ用に高度なARエンジンをSDKとして提供するため、既存のモバイルアプリにさまざまなAR機能を自由に組み込むことができます。ARはモバイルデバイスのカメラから得た風景映像に3Dモデルや動画、画像といったデジタルコンテンツを重ねる技術ですが、大きく分けると画像を認識するもの、場所を認識するもの、空間そのものをリアルタイムで認識するものの3つのタイプがあります。新バージョンのWikitude SDK 6はこれらの3タイプのARをすべてサポートしているため、あらゆるARニーズにこたえることができます。

また、WikitudeはiOS用、Android用の両方のSDKを用意していますがどちらも、JavaScriptで機能を呼び出せるためソースコードの共有が可能です。iOSとAndroidの両方のアプリを短時間に開発したいというニーズにも対応します。

新バージョンとなるSDK 6ではARエンジンの性能を大幅に強化し、リアルタイムで空間を認識して3Dモデルを違和感なく配置できる「マーカーレス型」ARをサポートしたほか、これまでよりもはるかに安定した映像トラッキングと高精細でなめらかな描画を実現。また、マルチタッチ対応などインタラクティブな機能強化も行っています。さらに、1ライセンスでiOSとAndroidのアプリをそれぞれ1つずつアクティベーションできるようになるなどこれまでよりも使いやすいライセンス体系になりました。

Wikitude SDK 6の新機能

SLAMによるマーカーレス型ARをサポート

SDK 6の3Dコンピュータビジョンエンジン(ARエンジン)は、カメラが捉えた映像をリアルタイムにトラッキングして現実空間と同じグランドレベルと奥行、高さを持った3D空間マップを作ります。SDK 6ではこのマップを元に3Dモデルを描画するため、仰角や遠近による視差が考慮された違和感のないARコンテンツを配置できます。マーカー画像やGPSの位置情報といったターゲットを利用せずに空間そのものにARコンテンツを配置するこの機能をWikitudeではインスタントトラッキング(Instant Tracking)と呼んでいます。インスタントトラッキングを活用すると、部屋の中に3Dモデルの家具を配置してレイアウトを確認できるアプリや工場や作業現場に設備を設置するシミュレーションアプリを開発できます。

SLAMによるマーカーレス型AR(インスタントトラッキング)

コンピュータビジョンエンジンの改良による認識性能の向上

従来のバージョンからコンピュータビジョンエンジン(ARエンジン)を大幅に改善し、認識率を94%にまで高めることに成功しました。ターゲット画像に当たる光の種類や撮影時のカメラアングルなどの環境要因に左右されず安定した認識のもとでARコンテンツを表示できます。その一方でバッテリー消費量はこれまでと同程度に抑えています。

フルHDの解像度でレンダリング

さらに、SDK 6ではフルHD、60fps(1秒間に60コマ)でカメラ映像をレンダリングできるようになりました。解像度の高解像度ディスプレイのデバイスでもなめらかなARコンテンツを表示できます。

タッチ操作でコンテンツを自由に動かせる

Wikitude SDK 6では、ユーザーのタッチ操作を感知して、ドラッグやパン、ピンチアウトといった指先の操作に対して、ARオブジェクト(画像や3Dモデルなど)の拡大・縮小、回転、表示などの操作を自由に割り当てることができます。

画像認識型AR

Wikitude SDKの特長

3タイプのARアプリを開発

3タイプのARアプリを開発

Wikitude SDK は場所を認識してAR コンテンツを重ねる「ロケーションベース型」と、任意の画像を認識してAR コンテンツを重ねる「画像認識型」および前述の「マーカーレス型」の3タイプのARアプリを開発できます。表示できるコンテンツは、2D画像、3Dモデル(アニメーションも可能)、HTMLコンテンツ、動画、テキストと多彩です。

汎用性の高いWeb標準技術の採用

Wikitude SDKはiOS用とAndroid用を用意していますが、各機能の呼び出しはJavaScriptで行えます。多くのモバイルアプリ開発者が使い慣れている言語のため、これまでARアプリ開発を行ったことがなくてもすぐに使いこなせるようになります。また、AndroidとiOSでソースコードを共有できるため平行開発も可能です。

汎用性の高いWeb標準技術の採用

CordovaやUnityでも利用できる

Wikitude SDKは拡張機能としてCordova、Unity、Xamarin、Titaniumなどのプラグインやコンポーネントを無償で提供していますのでさまざまなモバイル開発環境でARアプリを作成できます。

Wikitude SDK が使える開発環境

ターゲットの管理と認識をクラウドサービスで行うことも可能

Wikitude SDKはWikitude社が提供するクラウドサービス上で、ターゲット画像の管理と認識処理を行うことができます。ターゲット画像が多く、デバイス内に保管したくない場合や頻繁にターゲット画像を追加する場合などに最適です。認識に適した高性能サーバーを用意していますので、大量のターゲットが存在しても、高い認識率と迅速な応答が提供されます。

汎用性の高いWeb標準技術の採用

スマートグラス対応

スマートフォンとタブレットに加え、スマートグラス用のアプリ開発も可能です。スマートグラスのユニークな特長に対してWikitude SDKは最適化されています。Epson Moverio BT-200、Vuzix M100のアプリ開発に使用できます。

開発ライセンスは無料

Wikitude SDKはアプリライセンスという形態のため、開発はすべて無償で行えます。もちろん、機能制限なくすべての機能を使用でき、使用できる期間に制限もありません。

開発ライセンスは無料

ラインナップと価格

SDK 6で使える機能やラインナップおよびライセンス価格、アクティベーションできるアプリ数の詳細は、こちらでご確認ください。

Wikitude SDK 6 製品詳細 - 機能一覧とライセンス価格